難病は原因不明かつ治療方法が確立されていないため、その研究にかかるコストが高く研究を継続していくのは大変困難な状況です。また、長期にわたり治療が必要な難病は、患者だけでなく周りでサポートする家族、社会の理解も重要であり、難病についての正しい知識、理解を深めるための講演会等の支援も必要です。
この助成事業は、難病に対する医療技術の向上を図り、難病医療の充実を目的としています。
平成7年の財団設立時より、国内において難病の研究に携わる多くの若手研究者に助成を行っています。難病研究に携わる研究者に積極的に助成することにより、原因不明、治療方法が確立されていない等、いわゆる難病と呼ばれる疾病に関する研究を促進し、難病治療の問題・課題の解決を図ることを目的としています。
医学研究助成と同じく財団設立時より助成をはじめ、以降、若手研究者の国際交流及び海外における研究を支援しています。海外の大学や研究機関における先進的難病研究の実態と成果を実地に見聞する機会を提供すると共に、海外の研究者との意見交換や交流を通じて研究者の意欲の向上を図ることで、難病に対する医療技術の向上と難病医療の充実を目的としています。
一口に「難病」と言っても特定疾患として指定されている難病以外にも多種多様に存在します。長期の療養が必要となり、精神的・経済的にも負担の大きい難病は、患者本人・家族、サポートする周囲、地域社会の理解も重要です。医師、看護師等の医療従事者及び難病患者や家族、関係者を対象とした難病をメインテーマとする講演会、学会、研修、セミナーに対して助成を行っています。より広く、多くの方に難病についての知識や最新の治療法、ケア等の情報を正しく理解してもらうことを目的としています。
申込期間:2024年3月15日〜2024年4月15日
※準備中